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汝、我 面の前に我の外何物をも神とすべからず
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汝、自己のために何の偶像をも彫むべからず
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汝の神・主の名を妄に口にあぐべからず
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安息日を憶えてこれを清潔すべし
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汝の父母を敬へ
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汝、殺すなかれ
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汝、姦淫するなかれ
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汝、盗むなかれ
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汝、その隣人に対して虚妄の証拠をたつるなかれ
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汝、その隣人の家を貪ぼるなかれ
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善きサマリア人
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ある律法の専門家が立ち上がり、イエスを試そうとして言った。
「先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか。」
イエスが、
「律法には何と書いてあるか。あなたはそれをどう読んでいるか。」
と言われると、彼は答えた。
「『心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい』とあります。」
イエスは言われた。
「正しい答えだ。それを実行しなさい。そうすれば命が得られる。」
しかし、彼は自分を正当化しようとして、
「では、わたしの隣人とは誰ですか。」
と言った。
イエスはお答えになった。
「ある人がエルサレムからエリコへ下っていく途中、追いはぎに襲われた。追いはぎはその人の服をはぎ取り、殴りつけ、半殺しにしたまま立ち去った。ある祭司がたまたまその道を下ってきたが、その人を見ると、道の向こう側を通っていった。
同じように、レビ人もその場所にやってきたが、その人を見ると、道の向こう側を通っていった。
ところが、旅をしていたあるサマリア人は、そばに来ると、その人を見て憐れに思い、近寄って傷に油とぶどう酒を注ぎ、包帯をして自分のロバに乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。
そして、翌日になると、デナリオン銀貨を2枚取り出し、宿屋の主人に渡して言った。
『この人を介抱して下さい。費用がもっとかかったら、帰りがけに払います。』さて、あなたはこの3人の中でだれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」
法律の専門家は言った。
「その人を助けた人です。」
そこで、イエスは言われた。
「行って、あなたも同じようにしなさい。」
※ルカによる福音書10章25〜37節(新共同訳)
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