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5月1日は当園の創立記念日です。
昭和36年4月に町の保育所が定員オーバーとなり、そのために34名
の幼児が措置外となりました。この幼児の保護者の方々の熱心な要望によ
り、望月教会附属幼児園が5月1日より保育を始めました。オルガンは教
会のものを借り、椅子も教会の長椅子を使い、レコードプレーヤーを買い
求め、各々の湯飲み茶碗を持ち寄り、本当に何もないところからのスター
トでした。
それから10年、今は亡き今城冠一様を始め、創立委員の皆様、代々の
保護者の皆様、先生方のご尽力により、運動場・園舎・遊具等を順次備え、公認の幼稚園への道を歩みました。(公認されて、初めて幼稚園と称することが出来ます。)やがて幼稚園としての認可を受けるに必要な設置基準に達する見通しが立ち、望月幼児園創立10周年記念事業として、学校法人信望学園白鳩幼稚園の認可申請が行われ、昭和41年1月7日付で認可されるに到りました。
ここに到るまでは、公的な補助は一切無く、関係者の皆様方の善意と犠
牲によってのみ支えられておりましたが、以来、県と町より補助金の交付
を受けることが出来るようになりました。
創立20周年記念事業の一環として、一番古かった園舎の部分を取り壊
し、オレンジ色のトンガリ屋根の園舎に改築致しました。
今までに卒園生1,404名送り出しました。既に成人され結婚された
方、また実社会で活躍されている方々も大勢いらっしゃいます。卒園生の
お子様が入園されたり、卒園されて当園の職員となった方もおります。
白鳩幼稚園の現在あるのは、神様の導きと守り、関係者の皆様方の暖か
なご支援ご協力の賜物であると思われ、ただただ感謝あるのみです。
今年は46回目の創立記念日となります。特別な記念事業のようなこと
はいたしませんが、今まで以上に充実した教育・保育を行うべく、園内外
の教育環境を整えていく積もりでおります。
園舎周辺の広大な土地や畑を自由に使わせて頂くことになり7年目にな
ります。ボランティアで畑を耕していただいたり作業の日の奉仕で、初め
の頃は有効に使いきれていなかった畑もだんだん使うスペースも増え、子
ども達は自分たちで丹精して育てた野菜をたっぷり味わっております。特
に昨年は運動会の練習の後にきうりとトマトを毎日たっぷりと食べ疲れを
癒すことができました。
ことりの森ホールは建てられて5年経ちましたが、まだ充分有効に使わ
れておりません。是非とも、在園卒園の皆様や地域の方々に色々な形でお
使い頂きたく願っております。
今年度もさらに教師の研修を怠らず、内部を充実させていきたいと思っ
ております。
何卒今後とも引き続き変わらぬご支援を賜りますよう宜しくお願い申し
上げます。
“主が家を建てるのでなければ、
建てる者の働きはむなしい。
主が町を守るのでなければ、
守る者の見張りはむなしい。“
(聖書)
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